企業のリストラ

ここ数日の間、メディアでは企業のリストラがしきりに取り上げられている。
サラリーマンをやっている身として、明日は我が身と言えなくはないのだが、何故末端にばかりツケをまわすのか、非常にウンザリしてしまう。
事業の合理化や効率化と言うのは間違いではないのだろうが、そもそもの需要予測の甘さであったり、経営判断の誤りからくる責任を負わずに、雇用側に負担を強いると言うのは、大きな誤りだと思う。

それによって職を失うことになった人たちや、ツケを回された人たちは、人員整理によって生き残ることを選択した事業者、企業の製品やサービスなどの商品を利用するだろうか?
感情的に受け入れがたいと思うので、他の企業の商品を選ぶと思うんだが、どうだろう?
また、求められない企業となってしまうのならば、そうまでして企業は生き残る価値があると言えるのだろうか?

ただ、一方的に従業員が正しくて、経営側が悪いと言うようなメディアの報道は、ちょっと問題の本質と違うと思う。
例えば、米国の大手自動車メーカのように、求められないものを作り続けようとするのも、地球環境と言うことを考慮すれば、資源を消費するだけで、人々を取り巻く環境の循環のバランスを壊している存在と言える。
米国が震源の金融恐慌を見ればわかる通り、不確かな未来の価値への行き過ぎた投資で、自ら判りもしないものへ過剰投資を行い、自爆と言う愚かさ。

もっと社会全体での大きな流れと、バランスを考えて行く必要があるんじゃないだろうかと思うのだが、どうだろう?
特に何も生み出さずに、消費するばかりと言うのでは何もかもが行き詰まると思うのだが。。。