PC遠隔操作事件の容疑者とメディアについて思うこと

PC遠隔操作事件の容疑者
日曜の朝に容疑者の身柄が確保されたと言う速報があり、その後容疑者の過去とかそう言うのがメディアに流れる。
一日経つと何故か知らないけど、犯人扱いになっているのが非常におかしく感じる。
決めつけてかかっている気がしてならないんだけど、容疑者であって、犯人であることは立証出来ていないのでは。。。

メディアの報道で違和感を覚えるのは、PCの高い技術とかって言うのを耳にして、ちょっとイラッとなった。
事件の捜査に当たった大部分の捜査官よりは詳しいかも知れないけど、容疑者の知識や技術なんて、それほど高いものだとは到底思えない。

過去に掲示板に書き込みして騒ぎを起こしたり、犯行に関することを記録した記録メディアを猫の首輪に付けたりしたことが防犯カメラの記録に残ったりしている点は、確かにそうなのかも知れないけど、PC遠隔操作事件そのものは果たしてそうなのかどうだか、その犯行を裏付ける証拠は無いような気がする。

容疑者の過去からオタク属性なのはわかるし、どういう人物なのか想像は出来るけど、捕まえて罰を与えることで何かが解決すると言う風にも思えない。
秋葉原歩行者天国にトラックで突っ込んで、居合わせた人に切りつけて死者を出したのに比べれば、単に騒ぎを起こしただけで、誤認逮捕で関係のない人が誤って逮捕されたに過ぎない。

結果として警察の捜査のあり方などに問題があることを浮き彫りにしたが、被害と言うと気の毒にも無実の罪で逮捕された人だけだと思う。

気の毒な無実の身でありながら逮捕された人は、渦中の容疑者のせいでもなく、警察の操作の問題なのに、メディアは何故か誤認逮捕の被害者にコメントを求めたりしている。

メディアはあろうことか、ソースコードと言うウイルスとか。。。
知らないことを知った風に書いたり、事実でもないのに事実であるかのように書くのはいい加減やめてもらいたいものだ。

誤認逮捕された人たちは、メディアによってもありもしない罪を着せられたように感じるのは私だけだろうか?

written by iHatenaSync