事業継続計画 (Business Continuity Plan : BCP) について考える

先日起きた新潟県中越沖地震は結構大きな被害が出ましたが、世のビジネス以外にも生活の中にもIT技術に依存している部分は結構あります。
そんななか、職場の人とお昼を共にしている中で出た話題に、リスクマネージメントやBCPの話が出ました。
恥ずかしい話"BCP"と言う単語自体初耳でしたが、「それはネ、事業継続計画 (Business Continuity Plan : BCP) のことだよ」と教えていただきました。

ただ、人的ミス等と違い災害と言うものを完全に予測し、未然に防ぐと言うことは不可能ではあります。
かと言って、起きてしまった災害をただただ嘆いていても仕方が無いですし、災害だから仕方が無いと言い訳をしたところで、ビジネスの世界はシビアですので、信用を損なったり、時にはマーケットシェアを大幅に縮小、または失うリスクがあります。

そうなっては、企業の存続に関わることですので、我々の生活に直接的な影響を与えます。
事故そのものを無にすることは出来なくても、その被害を最小限に食い止めることと、発生した際のより早い復旧のための計画をキチンと行っておくべきなのでしょうネ
そして、企業組織にはその企業が行う事業に対する責任の一つとして、事業を継続させる責任を担うものだとも言われました。
その際の計画のマネジメントプロセスを Business Continuity Management : BCM と言うらしいです。

欧米では、自分のところのヘマだけでなく、仕入先や納入先、アウトソースを含む色々な取引先の事業停止による影響で、自社の事業が継続不可能な状態に陥らないようにすることも考慮され、BCPの策定を求めることも半ば常識化しているそうです。
そうでなければ取引先選定から漏れてしまうほどだそうです。

自分の身の安全と、事が起きた後に責任の所在を云々しているようでは、話になりませんネ